ばあちゃんの思い出 ③


僕が結婚してからは家で朝食を食べて地下鉄に行くようになった。
(この頃はバス通勤から地下鉄通勤するようになった。)
ばあちゃんは毎日僕が駅へ行くまでの道でメリーを連れて待ってて、駅前まで一緒に歩いた。


休日で時間のある日はよく嫁とばあちゃんの家に遊びに行った。
コタツに入ってコーヒーを飲んだりお菓子を食べながらじいちゃんの昔の人物の話をよく聞いた。
僕は何の話だかよく分からなかったけど、嫁は興味津々に聞いていたのでじいちゃんは嬉しそうに話したものだ。

こんなエピソードもある。
僕は実際その場にはいなかったんだけど、ばあちゃんと伯父さん家族とうちの母とミミオ(この組み合わせだったと思う)で遊園地のエキスポランドに行ったことがあるらしい。
みんなでジャットコースターに乗ったらしいんだけど、ばあちゃんが恐怖のあまり、「止めて~!」かなんか叫んでジェットコースターを途中で止めて降りたとかいう話。
まあ僕はその場にいなかったので、詳細は不明ですが・・・(笑)

じいちゃん、ばあちゃんと一緒に石切神社に行った事もあった。
奈良公園にも行った。

奈良公園には鹿がたくさんいて、鹿煎餅を買った人のところへ来て「煎餅をおくれ」と頭を下げる。
ばあちゃんが「よう躾けられてるな~」と言うと、じいちゃんが「そらコイツらも商売やさかい」と返す。
商売だったんだ・・・。(笑)

ある日、ばあちゃんがバスに乗っている時に急ブレーキがかかり、座席から放り出されて骨折した。
どこを骨折したのか僕は忘れたけど、たぶん右足大腿骨だと思う。

それ以来、ばあちゃんは通勤時にあまり来なくなった。
足が痛いから仕方が無いけど・・・。

だんだんばあちゃんと顔を合わす事も少なくなって、ばあちゃんは認知症にかかって老人ホームに入った。
車椅子にも乗るようになっていた。
(ちょっとこの辺の記憶があやふやだけど・・・)

じいちゃんも目と耳と足が悪くて同じホームに入っていた。
(認知症はばあちゃんより軽かったかも)

毎週とはいかないけど、休みの日は老人ホームへじいちゃんばあちゃんの顔を見に行った。
ばあちゃんは嫁の事は分からなくても僕の顔と名前は一度も忘れなかった。
必ず「よう来てくれたな~」と喜んでくれた。
でもトイレなんか行って5分も顔を見なければまたリセットされて、「よう来てくれたな~」と振り出しに戻った。

車椅子を押して近所の緑地公園によく行った。
ばあちゃんは花や木の名前に詳しかった。
よく鼻歌も歌うようになった。

見舞いから帰る時間になるとばあちゃんは一緒に帰りたがった。
その度に母はばあちゃんに「ここがばあちゃんの家やで」「もう前の家は取り壊して無いの」と言って聞かせた。
仕方ないんだけど、そのやりとりを見るのが辛かった。

一昨年だったか、ばあちゃんは直腸癌にかかり手術をした。

ばあちゃん、今までありがとう。
生きてたら嫌な事とかしんどい事があるけど、ばあちゃんを思い出して横道反れないようにがんばるよ。


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コメント

No title

おばあさまの思い出話読んでたら、なんか、つい、涙出てきちゃいました・・・私が泣いてもどうにもなりませんが・・・

ばぁちゃん・・・

最初から読ませて頂きましたが、ひろくん様とばあちゃんの関係はとても素敵でしたね
こんなに想われて、ばぁちゃんは絶対幸せでしょう

・・・泣きです



pupuceさん、こんばんは!

記事を読んで泣いてくださって、ありがとうございます。
僕も書いていてしんみりしていました。

★ARATA★さん、こんばんは!

ばあちゃんが亡くなって、生きている間に大事な人は大事にしようと思うようになりました。
こうやって記事に書くと、いろいろ楽しかったんだな~と改めて思います。(^o^)

ご冥福をお祈りします

ひろくんのブログを読み始めて間もない頃、

コメントに勘違いして急いで謝りに行ったり
仕事の愚痴をたまに漏らしたり
おもちゃを全部大事にしてたり(アーサーもw)
いろいろ文面から誠意がにじみ出ていました。

ひろくんは良い家庭に育ったんだろうなと想像していましたが、
もしかしたらおばあさんの影響が強かったのかもしれませんね。

記事を読み終わって
勝手にのび太のおばあちゃんみたいな人を想像してしまいましたが
そういう人と幼少期を過ごせたのは
ちょっと羨ましかったです。

No title

おもちゃのひろくん おはようございます!

拙ブログにコメント有難うございます。
あちらで詳しくお返事すると、ひろくんの個人的な
事を書くことになるので、こちらでお返事を。。。と思い
やってきました。。。

そうしたら、おばあちゃまの記事が。。。

ひろくん御一家 そして、おばあちゃ間の事が目に浮かび
涙が出ました。。。
愛情いっぱいのおばあちゃま。そして、ひろくんも おばあちゃま
と楽しい時間をいっぱい過ごしたのですね。。。

これだけ、深いつながりのおばあちゃまが亡くなったら、
悲しみも深いですよね。。。

認知症になっても、ひろくんの事を忘れなかった。。。
・・・と伺い、おばあちゃまが、どれほど、孫のひろくんを
大切に思っていたか、伝わってきました。。。

こうして、おばあちゃまとの思い出を記事にしたことを
天国のおばあちゃまは 喜んでいらっしゃると思います。

そして、ひろくんもブログに書いているけれど、ひろくんが
健康で、しあわせに生活する事を、天国のおばあちゃまは
一番望んでいると思うんです。。。

喪中でも、心の傷をいやすために、自分が癒されると思うところに
行ったり、好きな事をするのは、OKだと思うんです。

上手に気分転換してくださいね。。。

ギョウケイさん、こんばんは!

>コメントに勘違いして急いで謝りに行ったり

あはは・・・。ありましたね~
まあ僕はブログにはいろいろな出来事を記してきたかもしれませんね。

確かに良い父、母、祖母に恵まれたのかも知れません。

「のび太のおばあちゃん」はいい例えですね!
僕は幼少の頃ののび太と重なりますね。

のび太   「おばあちゃん、花火買ってきた?」
おばあちゃん「ごめんね、この時季は花火は売ってないんだって」
のび太   「おばあちゃんなんて大嫌いだ~!」

まさにこんな感じだったと思います。(^_^;)

マリアさん、こんばんは!

おばあちゃんの記事を読んで涙を流してくださって、ありがとうございます!
こうして祖母との思い出を書き綴っていると、本当に楽しい時間を過ごしたんだなと改めて思います。
動かないばあちゃんを前にポロポロ涙が止まりませんでした。

ばあちゃんは他の家族の名前が思い出せなくても僕の名前はすぐに出たんですよ。

これからも天国のばあちゃんに悲しい思いをさせない生き方をしていこうと思います。

喪中のアドバイスもありがとうございます!(^o^)

No title

らなさんへのひろくんのコメントから何度か
ブログを読ませて頂いておりました。

今回、御祖母さんが亡くなられたとの記事…
思い出の数々、自分と重なりコメントさせて
頂きました。

私の祖母も亡くなる前、脳梗塞で半身不随になり
家が区画整理前の仮設、母は仕事を辞めれない
と言う事も有り、施設におり、そのまま亡くなりました。

私が会いに行くと母は嫁な為か私に…
「家に帰りたい、家に帰りたい…」とよく言って
おりました。
私もその言葉を聞くと辛く、思いだしても辛いです。

でも、私の祖母(ひろくんの御祖母さん)も
孫が傍にずっと居れてよっかたのではと
今は亡くなって8年経ちますが思います。

私事を初めてのコメントなのに失礼致しました。

くちゅりえさん、こんばんは!

こちらもらなさんのブログのコメントでくちゅりえさんのお名前をお伺いしております。

くちゅりえさんの御祖母様も寂しい思いをなされたんでしょうね。
確かに祖母と自分の立場を入れ替えて考えると、自分一人だけ病院や施設に残されて家族が帰ってしまうのは寂しいと思います。

よく「孫は目に入れても痛くないほど可愛い」なんてよく言いますが、どこの家でも御祖母さんにとって孫は可愛い存在なんでしょうね!
僕も祖母が亡くなる数日前に顔を見ることができて良かったと思います。

コメントしてくださって、すごく嬉しかったです。

ご冥福をお祈りします。

天寿を全うされて、かわいい孫と最期までいられて
おばあさまのご冥福を心よりお祈りいたします。

ひろくんの哀しみはいかばかりかと思いますが
月並みですが、おばあさまは今までと同じように
ひろくんのそばでひろくんを見守っています。

泣いちゃいましょうね。
流した涙もおばあさまのところに行くから。

そしてひろくんが笑うと、おばあさまも笑うよ。

chakoさん、ありがとうございます!

じいちゃんの時は泣かなかったんだけどね・・・。
ばあちゃんの時は何をしてても涙が止まりませんでした。
男なのに・・・。

亡くなってから気付いても遅いですが、それだけばあちゃんが好きだったんでしょうね・・・。
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  • Author:おもちゃのひろくん
  • 闘う課長!
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